秋分

【読み方:しゅうぶん、分類:二十四節気】

秋分は、二十四節気の第16(8月中)で、9月23日頃、およびこの日から寒露(10月8日頃)までの期間をいいます。これは、「昼夜がほぼ等しくなる頃」といった意味合いがあり、この日を境に昼の時間が段々と短くなっていきます。また、二十四節気とは、太陰太陽暦において、季節を正しく示すために設けた暦上の分割点をいい、太陰太陽暦の一年を太陽の黄経に従って24等分し、各分割点の日にその季節を表す呼称をつけたものです。

一般に秋分は、秋の彼岸の中日であり、この日を挟んで前後7日間が彼岸となり、日本では家族で先祖の墓参りに行く習慣があります。また、そろそろ、秋の七草が咲き揃う時期でもあります。ちなみに、日本の祝日の「秋分の日」は、前年の2月1日に国立天文台が官報で発表する「秋分日(太陽が秋分点を通過する瞬間を含む日)」を基準にして決められるそうです。

・季節:秋
・月:8月中
・太陽黄経:180度
・新暦日付:9月23日頃
・暦便覧:陰陽の中分となれば也

※暦便覧:太玄斎(松平頼救)の書いたの解説書(1787年出版)

<二十四節気の季節区分>

立春:春、1月節、2月4日頃
雨水:春、1月中、2月19日頃
啓蟄:春、2月節、3月6日頃
春分:春、2月中、3月21日頃
清明:春、3月節、4月5日頃
穀雨:春、3月中、4月20日頃
立夏:夏、4月節、5月5日頃
小満:夏、4月中、5月21日頃
芒種:夏、5月節、6月6日頃
夏至:夏、5月中、6月21日頃
小暑:夏、6月節、7月7日頃
大暑:夏、6月中、7月23日頃
立秋:秋、7月節、8月8日頃
処暑:秋、7月中、8月23日頃
白露:秋、8月節、9月8日頃
・秋分:秋、8月中、9月23日頃
寒露:秋、9月節、10月8日頃
霜降:秋、9月中、10月23日頃
立冬:冬、10月節、11月7日頃
小雪:冬、10月中、11月22日頃
大雪:冬、11月節、12月7日頃
冬至:冬、11月中、12月22日頃
小寒:冬、12月節、1月5日頃
大寒:冬、12月中、1月20日頃