立冬

【読み方:りっとう、分類:二十四節気】

立冬は、二十四節気の第19(10月節)で、11月7日頃、およびこの日から小雪(11月22日頃)までの期間をいいます。の上では、この日から立春の前日までを冬としており、季語には「冬立つ」や「冬入る」などを用います。また、二十四節気とは、太陰太陽暦において、季節を正しく示すために設けた暦上の分割点をいい、太陰太陽暦の一年を太陽の黄経に従って24等分し、各分割点の日にその季節を表す呼称をつけたものです。

一般に立冬は、秋分と冬至の中間に位置し、「冬の気配が感じられる頃」といった意味合いがあり、太陽の光が弱まり、冬枯れの景色が目立つようになります。また、旧暦では、冬の始まりであり、この時期は日も短くなって雨も時おり降り、北国などからは初雪の知らせが届き、関東などでは空っ風が吹きます。

・季節:冬
・月:10月節
・太陽黄経:225度
・新暦日付:11月7日頃
・暦便覧:冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也

※暦便覧:太玄斎(松平頼救)の書いた暦の解説書(1787年出版)

<二十四節気の季節区分>

立春:春、1月節、2月4日頃
雨水:春、1月中、2月19日頃
啓蟄:春、2月節、3月6日頃
春分:春、2月中、3月21日頃
清明:春、3月節、4月5日頃
穀雨:春、3月中、4月20日頃
立夏:夏、4月節、5月5日頃
小満:夏、4月中、5月21日頃
芒種:夏、5月節、6月6日頃
夏至:夏、5月中、6月21日頃
小暑:夏、6月節、7月7日頃
大暑:夏、6月中、7月23日頃
立秋:秋、7月節、8月8日頃
処暑:秋、7月中、8月23日頃
白露:秋、8月節、9月8日頃
秋分:秋、8月中、9月23日頃
寒露:秋、9月節、10月8日頃
霜降:秋、9月中、10月23日頃
・立冬:冬、10月節、11月7日頃
小雪:冬、10月中、11月22日頃
大雪:冬、11月節、12月7日頃
冬至:冬、11月中、12月22日頃
小寒:冬、12月節、1月5日頃
大寒:冬、12月中、1月20日頃