立秋

【読み方:りっしゅう、分類:二十四節気】

立秋は、二十四節気の第13(7月節)で、8月8日頃、およびこの日から処暑(8月23日頃)までの期間をいいます。の上では、夏至と秋分の中間で、この日から立冬の前日までを秋としています。また、二十四節気とは、太陰太陽暦において、季節を正しく示すために設けた暦上の分割点をいい、太陰太陽暦の一年を太陽の黄経に従って24等分し、各分割点の日にその季節を表す呼称をつけたものです。

一般に立秋は、現代のカレンダー上(太陽暦)では暑さのピークとなる時期ですが、二十四節気では「秋の気配が感じられる頃」といった意味合いがあり、また立秋の翌日からの暑さを「残暑」といいます(暑中見舞いは、立秋の前日までで、以降は残暑見舞いとなる)。なお、詩歌では、立秋より秋が歌われますが、7月を孟秋、8月を仲秋、9月を季秋として、暦月の7月~9月を秋とするのが普通となっています。

・季節:秋
・月:7月節
・太陽黄経:135度
・新暦日付:8月8日頃
・暦便覧:初めて秋の気立つがゆへなれば也

※暦便覧:太玄斎(松平頼救)の書いた暦の解説書(1787年出版)

<二十四節気の季節区分>

立春:春、1月節、2月4日頃
雨水:春、1月中、2月19日頃
啓蟄:春、2月節、3月6日頃
春分:春、2月中、3月21日頃
清明:春、3月節、4月5日頃
穀雨:春、3月中、4月20日頃
立夏:夏、4月節、5月5日頃
小満:夏、4月中、5月21日頃
芒種:夏、5月節、6月6日頃
夏至:夏、5月中、6月21日頃
小暑:夏、6月節、7月7日頃
大暑:夏、6月中、7月23日頃
・立秋:秋、7月節、8月8日頃
処暑:秋、7月中、8月23日頃
白露:秋、8月節、9月8日頃
秋分:秋、8月中、9月23日頃
寒露:秋、9月節、10月8日頃
霜降:秋、9月中、10月23日頃
立冬:冬、10月節、11月7日頃
小雪:冬、10月中、11月22日頃
大雪:冬、11月節、12月7日頃
冬至:冬、11月中、12月22日頃
小寒:冬、12月節、1月5日頃
大寒:冬、12月中、1月20日頃