冬至
【読み方:とうじ、分類:二十四節気】
冬至は、二十四節気の第22(11月中)で、12月22日頃、およびこの日から小寒(1月5日頃)までの期間をいいます。これは、太陽が冬至点(黄道上の黄経が270度の点)を通過する時で、太陽が南回帰線上にある(南に最も偏る)ため、北半球では昼が最も短く、夜が最も長くなります。
また、二十四節気とは、太陰太陽暦において、季節を正しく示すために設けた暦上の分割点をいい、太陰太陽暦の一年を太陽の黄経に従って24等分し、各分割点の日にその季節を表す呼称をつけたものです。
一般に冬至は、昼が一年中で一番短くなる時期であり、この日を境に、日が少しずつ伸びていきます。また、日本では、この日にゆず湯に入り、カボチャや小豆がゆ(冬至がゆ)を食べると、風邪をひかないと言われています。なお、この半年後に到来する夏至は、冬至とは反対に、昼の時間が最も長い時期です。
・季節:冬
・月:11月中
・太陽黄経:270度
・新暦日付:12月22日頃
・暦便覧:日南の限りを行て日の短きの至りなれば也
※暦便覧:太玄斎(松平頼救)の書いた暦の解説書(1787年出版)
<二十四節気の季節区分>
・立春:春、1月節、2月4日頃
・雨水:春、1月中、2月19日頃
・啓蟄:春、2月節、3月6日頃
・春分:春、2月中、3月21日頃
・清明:春、3月節、4月5日頃
・穀雨:春、3月中、4月20日頃
・立夏:夏、4月節、5月5日頃
・小満:夏、4月中、5月21日頃
・芒種:夏、5月節、6月6日頃
・夏至:夏、5月中、6月21日頃
・小暑:夏、6月節、7月7日頃
・大暑:夏、6月中、7月23日頃
・立秋:秋、7月節、8月8日頃
・処暑:秋、7月中、8月23日頃
・白露:秋、8月節、9月8日頃
・秋分:秋、8月中、9月23日頃
・寒露:秋、9月節、10月8日頃
・霜降:秋、9月中、10月23日頃
・立冬:冬、10月節、11月7日頃
・小雪:冬、10月中、11月22日頃
・大雪:冬、11月節、12月7日頃
・冬至:冬、11月中、12月22日頃
・小寒:冬、12月節、1月5日頃
・大寒:冬、12月中、1月20日頃