師走
【読み方:しわす、分類:和風月名】
師走は、旧暦(陰暦)の12月の異称を言い、今日では、新暦の12月の別名としても用いられています。これは、新暦(太陽暦のグレゴリオ暦)では、12月下旬から2月上旬頃にあたり、季節は冬となります。
一般に師走(しわす)の由来は、正確なものは不詳ですが、現在、以下のような説があります。
●僧侶(師は僧侶の意)が仏事で走り回る、忙しい月を意味する「師馳す(しはす)」からとする説
●年が果てるを意味する「年果つ(としはつ)」が変化したとする説
●四季の果てる月を意味する「四極(しはつ)」からとする説
●一年の最後になし終えるを意味する「為果つ(しはつ)」からとする説
なお、陰暦の月名(和風月名)については、1月が睦月、2月が如月、3月が弥生、4月が卯月、5月が皐月、6月が水無月、7月が文月、8月が葉月、9月が長月、10月が神無月、11月が霜月、12月が師走となっています。