睡眠段階4

【読み方:すいみんだんかいよん、分類:睡眠】

睡眠段階4は、ノンレム睡眠のステージ(段階)の一つで、呼びかけなど外界の刺激にも反応しにくい、最も深く寝入った状態をいいます。これは、睡眠脳波から判別されるもので、睡眠ポリグラフ上において、高振幅のデルタ波の出現率が一区間の50%以上を占める場合を指します。また、睡眠段階3との区別は、主に脳波上の問題だけで、両者(3・4)を合わせて「徐波睡眠(深睡眠、睡眠段階3/4)」とも呼びます(一晩の睡眠中では前半に多く出現)。

一般に人の睡眠段階は、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠(1~4)」の二つに分けられ、この中でノンレム睡眠は脳の眠りとも言われ、通常、健康な成人の場合、入眠後、約1時間以内にステージ1からステージ4まで達し、その後徐々に浅くなってレム睡眠になるという「90分程度」の周期を一晩に数回繰り返します。