スコッチ・ウイスキー

【読み方:すこっちういすきー、分類:ウイスキー

スコッチ・ウイスキー(Scotch whisky)は、単に「スコッチ」とも呼ばれ、イギリスのスコットランドで作られるウイスキーの総称をいいます。これは、ハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラ、キャンベルタウン、アイランズといった地域の蒸留所で作られるものを指し、その特徴として、大麦麦芽を乾燥させる際に焚くピートの香り(スモーキーフレーバー)が残っており、個性が強く、重厚な味わいと評されています。

現在、スコッチ・ウイスキーの種類には、ピート乾燥した大麦麦芽を原料として単式蒸溜器(ポットスチル)で蒸溜した「モルトウイスキー」、トウモロコシや小麦を大麦麦芽で糖化させ、連続式蒸留機(パテント・スチル)で連続蒸溜した「グレーンウイスキー」、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドした「ブレンデッドウイスキー」などがあります。

スコッチ・ウイスキー

一般にスコッチ・ウイスキーは、アイリッシュ・ウイスキーアメリカン・ウイスキーカナディアン・ウイスキージャパニーズ・ウイスキーと共に、世界五大ウイスキーの一つとなっており、昔から世界的に人気が高く、現在もイギリスの主要な輸出品目の一つとなっています。

また、代表的な銘柄として、ジョニー・ウォーカー(Johnnie Walker)、ベル(Bell's)、J&B、バランタイン(Ballantine's)、シーバス・リーガル(Chivas Regal)、カティサーク (Cutty Sark)、グレンフィディック (Glenfiddich)、マッカラン(Macallan)などがあります。