カレー丼
【読み方:かれーどん、分類:丼物】
カレー丼は、丼物の一つで、丼(どんぶり)に盛った御飯の上に、和風だしが入ったカレー味の具や汁を乗せた料理をいいます。これは、カレーライスとは異なり、和風のだし汁にカレー粉を加えてカレー風味にしたものや、だし汁で延ばした和風カレーをつゆとし、その中に肉やじゃがいも、にんじん、ねぎ(玉ネギ、長ネギ)などの具が入れられ、片栗粉等でとろみをつけて、御飯の上にかけられます。
一般にカレー丼の始まりは、1909年(明治42年)に東京都目黒区の蕎麦屋「朝松庵」の主人が、洋食屋に取られた客を呼び戻すべく考案したものと言われています。また、その製法から分かるように、今でもうどん屋や蕎麦屋のメニューにあることが多く、その味や形態は店によって異なります。