鰻丼(うなどん)
【読み方:うなどん(うなぎどんぶり)、分類:丼物】
鰻丼は、丼物の一つで、丼(どんぶり)に盛った御飯の上に、鰻(ウナギ)の蒲焼きを乗せ、タレをかけた料理をいいます。これは、鰻専門店や和食店、牛丼店、ファミレスなどにおいて、丼物メニューとして出されており、鰻の品質や大きさなどによって値段が大きく異なります。また、食器を丼ではなく、重箱としたものは「鰻重(うなじゅう)」と呼ばれます。
一般に鰻丼は、江戸の郷土料理とされ、老舗の鰻専門店では、鰻の品質と秘伝のタレが美味しさの秘訣となっています。また、食材としての鰻は、高タンパクで消化が良く、日本では古くから土用の丑の日や夏バテ予防に食べられており、その風習は今日にも続いています。なお、鰻にかける山椒は、消化を助ける効果があるとされ、その泥臭さを消し、脂の多い鰻をさっぱりと食べるための工夫だそうです。
ちなみに、地球上で「うなぎ」は19種類いますが、そのうち食用になるのは、ニホンウナギ、ヨーロッパウナギ、アメリカウナギ、ビカーラ種(東南アジア生息)の4種類のみとなっています。