深蒸し茶
【読み方:ふかむしちゃ、分類:日本茶】
深蒸し茶は、「深蒸し煎茶」や「深蒸し緑茶」とも呼ばれ、普通の煎茶よりも2~3倍ほど長い時間をかけて茶葉を蒸して作った緑茶(お茶)をいいます。これは、茶葉の中まで十分に蒸気熱が伝わるため、形は粉っぽくなりますが、お茶の味や緑の水色が濃く出ます。また、青臭みや渋みがなく、長時間蒸されることで茶葉が細かくなるため、茶葉そのものの有効成分も体内に摂り入れることができます。
一般に深蒸し茶は、煎茶に比べて、香りは弱めですが、渋味が抑えられて甘みがあり、また浸出液は濃い緑色で、水道水でもおいしく飲むことができます。さらに、カルキ臭などにも強く、水の良し悪しにあまりこだわる必要がありません。
・製法:普通の煎茶よりも蒸す時間を2~3倍ほど長くする
・成分:カテキン類、カフェイン、アミノ酸類、ビタミンC 他