玉露
【読み方:ぎょくろ、分類:日本茶】
玉露は、光を覆って栽培した葉を用いて製造する、緑茶の最高級品をいいます。これは、新芽が伸びる時期に茶の木を覆い、20日間程度、日光を遮断し日影で育てられた葉を用い、煎茶と同様の工程で作られるものです。その特色として、光を制限して新芽を育てることにより、アミノ酸(テアニン)からカテキンへの生成が抑えられ、渋みが少なく、旨みが豊富な味となります(海苔に似た「覆い香」も特徴的)。
一般に玉露は、日本茶(緑茶)の製造の過程で、手間をかけて作られ、独特の甘味とうま味があり、高級茶の代名詞になっています。なお、同様に被覆栽培する緑茶として「冠茶(かぶせ茶)」がありますが、これは玉露よりも短い1週間前後の被覆期間となっています。
・製法:新芽に覆いをかけ直射日光を避けて育て、煎茶と同様の工程で仕上げる
・成分:カテキン類、カフェイン、アミノ酸類、ビタミンC 他